作業員への心付けは、基本的には不要です。
しかし、引越しの作業は体力・気力を激しく消耗する大変な重労働ですから、感謝の気持ちを持って接することは大切なことです。
ここでは、感謝の気持ちを形で表すときに配慮したいことや、心付けの相場・渡し方についてご紹介します。
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心付け・お礼の相場と渡し方
心付けを現金で渡す場合、作業員一人あたり1,000円~2,000円が相場です。
礼儀を重んじる日本では、現金をそのままお渡しすることは失礼とされていますので、ぽち袋や白地の封筒に入れて手渡すとよいでしょう。
作業員の人数は見積もり時点で分かると思いますが、閑散期や開始時間が遅れて夜にずれ込んだときなど、業者の判断で応援の作業員が増える場合もありますので、多めに準備しておくと安心です。
心付けを渡すときは、リーダーにまとめて渡す方法もありますが、できれば一人ひとり個別に手渡すことをおすすめします。
まとめて渡すと、下っ端の作業員やアルバイトにまで均等に分配されなかったり、リーダーが独り占めしてしまうケースも残念ながらあるようです。
心付け・お礼を渡すタイミング
心付けを渡すタイミングは特に決まっていませんが、主に「作業開始前」「お昼休憩に入るとき」「作業終了後」の3タイプに分かれます。
作業開始前
作業を開始する前に渡すときは、作業員が現場に到着しその場にそろっているうちに、
「今日はよろしくお願いします。よろしければ休憩のときにお茶代として使ってください。」
と、ひと言添えて手渡しましょう。
「暑い中(寒い中)ご面倒をおかけしますが」「エレベーターもなくて申し訳ありませんが」など、自分の代わりに大変な作業をしてくれる作業員を気遣う言葉も添えて挨拶すると、心付けがある・ないに関係なく作業員のみなさんも気持ちよく作業を開始してくれるでしょう。
お昼休憩に入るとき
お昼を挟んで作業をしてもらう場合は、お昼休憩に入るときに渡す人もいます。
「午前中は良い作業をしていただいて、本当にありがとうございました。よろしければ昼食代に使ってください。」
など、午前中の労をねぎらう言葉を添えて手渡すと良いでしょう。
作業終了後
引越しの最後に渡すときは、感謝の気持ちをしっかり伝えて渡すようにしましょう。
「今日は暑い中(寒い中)(雨の中)、みなさん親切に手際よく作業をしていただいて、本当にありがとうございました。」
心付けはもともとしなくても良いものですから、作業員の態度や作業状況をみて、用意はしていたけれど渡さなかったという人もいるようです。
飲食物を渡すとき
作業員への「心付け」「お礼」は現金だけではありません。昼食をご馳走したり、飲み物を差し入れる人もいます。
引越し作業は喉が渇きますから、引越し元または引越し先の居住地付近に自動販売機やコンビニがない場合の飲み物の差し入れは、特に喜ばれるようです。
飲み物を差し入れるときは、お茶・ミネラルウォーター・スポーツドリンクなど、喉の渇きを潤すペットボトルのドリンクを用意すると良いでしょう。
缶コーヒー・栄養ドリンク・ジュースなどを用意する人もいますが、このような好みがわかれる飲み物や、喉がかわく飲み物を差し入れるときは、お茶・ミネラルウォーター・スポーツドリンクなどと一緒に用意して、選べるようにした方が無難です。
また、暑い(暖かい)時期は、できるだけクーラーボックスで冷やしておくか、渡す直前に買い出しに行くなどして、冷たい飲み物を渡せるように配慮しましょう。
現金を渡すタイミングとは違って、飲み物を渡すときは「荷積みが終わって引越し先へ移動する前」「昼食時」「疲れた頃を見計らって」「引越し作業終了後」などに差し入れすると良いです。
引越し業者の規則
最近は、社内全体の規則として寸志や食事の受け取りを禁止している業者もあります。
お礼をしなければ自分の気が済まないからといって、無理に現金を渡す必要はありません。
無理強いするとかえって困らせることになりますので、規則がある場合は飲み物の差し入れ程度にとどめておきましょう。
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