悪徳引越し業者の見分け方

悪徳引越し業者とは、道徳や法律に背いた商売方法で、不当に利益を得ようとする業者のことです。

このような業者の被害に遭わないためには、悪徳業者を見分けるための知識をしっかり持って、毅然とした態度で対応することが何よりも大切です。

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見積書の内容を確認しよう

正式な見積もりの際には、「事業者名」「所在地」「見積もり担当者氏名」「電話番号」「許可番号」が記載されているかどうか、見積書の内容を必ず確認してください。

このような記載がない・曖昧な記載をしている、などの業者は信用しないほうがいいでしょう。

また、作業内容等の欄についても細かい記載がされておらず、「作業一式○万円」といった書き方をしている場合も、トラブルの危険性が高いので要注意です。

「標準引越運送約款」の提示

標準引越運送約款を提示しない業者は、引越し事業の許可を得ていない可能性があります。

事業許可を得ていない違法業者での引越しは依頼者側も法律により処罰されますので、正式な見積もりの際には、必ず標準引越運送約款の提示を求めましょう。

「忘れたので引越し当日にお渡しします。」という言葉を信じてはいけません。

手付金・内金の請求

引越し業者は、国土交通省が定める約款により、見積もりの際に「見積もり料金」「手付金」「内金」を請求してはいけないことになっています。

ただし、発送地又は到着地において下見を行った場合に限り、引越し業者は申込者に事前に通知したうえで、下見に要した費用を請求することができるようになっています。

事前説明がない場合は支払う義務がありませんので、毅然とした態度で断ることが大切です。

トラックのナンバープレート

引越し事業を行う者は、国土交通省または地方運輸局の許可を得ることが義務付けられており、許可車両のナンバープレートの色は、一般車両と区別されます。

通常、許可を得たトラックは緑ナンバー(軽自動車は黒ナンバー)ですので、黄色・白ナンバーで引越し事業を行うことは違法です。

しかし、繁忙期に限り、陸運支局の許可を得た場合は、黄色・白ナンバーでも引越しを行うことができることになっています。黄色・白ナンバーのトラックの場合は、必ず「許可証」の提示を求めましょう。

緑ナンバー 一般貨物自動車運送事業
(三輪以上の軽自動車及び二輪の自動車を除く)
黒ナンバー 貨物軽自動車運送事業
(三輪以上の軽自動車及び二輪の自動車に限る)
白・黄色ナンバー 違法業者
(ただし、繁忙期に陸運支局の許可を得て「許可証」を所持している場合に限り、運送事業を行うことができる)

キャンセル料金の不正請求

引越しをキャンセルした時にかかる料金は、「当日50%、前日30%、前々日20%、それよりも前は無料」と、国土交通省の定める約款に記載されています。

不当に請求されたとしても、標準引越運送約款に基づいた契約以外は無効ですので、支払う必要はありません。

その他、キャンセル料金についての詳しい説明は下記の記事を参考にしてください。

判別しにくい悪徳業者の手口に注意!

大手引越し会社でも、見積もりに来る営業マンの言葉遣いや態度の悪さ・作業員のやる気のなさなど、社員の質の悪さを指摘する口コミは沢山ありますよね。

このような一部の社員の質の悪い対応は、悪徳業者の手口と重なる部分もあるので、引越しに慣れていない人は、悪徳業者との判別がしにくい場合があります。

特に、ネットで情報を収集しにくい中小引越し業者との契約は、細心の注意を払ってください。

訪問見積もりを拒否する業者

繁忙期でもないのに訪問見積もりの依頼を拒否し、電話での契約を粘る業者は要注意!わざと正しい見積もりを出さず、当日になって高額な追加料金を請求するケースがあります。

即決を迫る業者

大手引越し業者にもこのような営業マンはいますが、威圧的な態度で即決を迫る業者には注意が必要です。

特に、急ぎの依頼や、単独の訪問見積もり(他社との比較をしていないなど)では、素人の無知につけ込んで高額な料金で即決を迫ったり、不正に作成した契約書で高額なキャンセル料金を請求したりするケースがあります。

ダンボールを置いていく業者

見積もり時、契約が確定していないにも関わらずダンボールを置いていく業者がありますが、そういった業者の中には、契約が成立しなかった場合にキャンセル料金を請求しようと企んでいる悪徳業者が含まれていることがあります。

違法なキャンセル料金の請求に応じる必要はありませんが、たとえ名の知れた業者であっても、他社に決めた場合の返品手続きは面倒ですので、どちらにしても契約前にダンボールを受け取ることはやめましょう。

損害保険に未加入の業者

違法な業者が、万一の破損・損傷に備えて損害保険に加入し、利用者への賠償責任を果たすケースは稀でしょう。

これは悪徳業者に限ったことではありませんが、保険加入の有無や保障範囲については、見積もりの際に必ず確認をしておくようにしましょう。

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